家具の張り地に使う生地や革は可能な限り無駄が出ないよう型取りをしていますが、どうしても使いきれない端切れが生じます。生地や革はどれもイタリアやヨーロッパ製を中心に厳選した高品質のもので、捨てるにはあまりにもったいないとの声が社員からも多くありました。そこで2013年、本社と旭川ファクトリーのメンバーからなる「arflex ECO PROJECT」を発足。
国内の縫製工場とデザインから相談して様々なアイテムを製作し、チャリティーイベントへの出品やノベルティとして活用する取り組みを始めました。「ECO PROJECT」アイテムの売上のうち、毎年10%は日本赤十字への寄付を行っています。
「ECO PROJECT」のアイテムは現在、二子玉川と大阪7Fのアルフレックス リストアで販売中。ソファと合わせて使いやすいクッションはオンラインストアでも販売しています。家具として裁断された後の残反を使用しているので、店頭に並ぶ色柄はタイミングによって様々。好みのファブリックを見つけるワクワク感も味わっていただければ幸いです。
直営店ではファブリックやレザーの端切れを使ったバッグやサコッシュ、ファーストシューズ(ベビーシューズ)づくりのワークショップを開催。またアルフレックスの社員に子どもが生まれたときに会社からファーストシューズキットをプレゼントするなど、ものづくりの楽しみを伝えています。
※ワークショップの様子はWEBマガジン『Fasu』のイベントレポートからご覧いただけます。(協力:WEBマガジン『Fasu』、ウメロイーク)
地球とクリエーションの新たな関係をつくることを目指し、三越伊勢丹が2021年に開催したキュレーション型ポップアップ「Re:marche(リ:マルシェ)」に参加。当社の提供した端切れを使ってバッグブランド「PORTER」がデザインしたバッグの限定販売や、注目の若手アーティスト谷敷 謙氏とKota Kawai氏がアルフレックスの家具をモチーフに端材などを使って制作したユニークな作品を展示しました。