空間に植物のみずみずしさが加わると、お部屋全体が見違えるほど生き生きと洗練された印象に変わります。
アルフレックス店内のしつらえを例に、グリーン選びと飾り方のポイントをご紹介します。
step 1 樹形や色をミックスして楽しむ
近年のインテリアトレンドは、あえて家具の質感や色を統一しないミックススタイル。
グリーンも、樹種や葉形が異なるものを同居させることで表情豊かなインテリアに仕上がります。
日当たりなどの育成条件が合うかどうかに留意しながら、自由な感性で選んでみましょう。

左側の躍動感あふれる2鉢は、熱帯原産のクッカバラ①と「青年の木」とも呼ばれるユッカ② 。
右側にはまっすく伸びるモダンな雰囲気のストレチア③ 。シンプルなインテリアに豊かな表情が加わります。


複数の樹種をまとまり良く見せるコツは、グループプランツとしてひとかたまりで置くこと。
鉢カバーは、異なるものをミックスしながら高低差をつけるのがポイント(左)(上)。ソファやアートから色を拾って植物を選ぶのもおすすめ(右)(下)。
step 2 部屋ごとの演出を考える
家族みんなでくつろぐとき、一人の時間に浸りたいとき、過ごし方によって似合うグリーンも異なります。
住まいの中でグリーンが果たす役割を考えながら、各シーンごとに自分なりのストーリーを組み立ててみましょう。


リビング
多くの人が集まる空間は、一番目を引くシンボルグリーン選びから。
大きなソファに負けないダイナミックな樹形のシェフレラ(左)(上)と、カジュアルな空間に似合う軽やかな葉のコンシンネ(右)(下)では全く違う印象に。

キッチン
料理にも使えるハーブやミントは、キッチンのグリーンにぴったり。

寝室
清潔感を保ちたい寝室には、存在感のある枝ぶりの鉢をひとつだけ。

書斎
お気に入りのオブジェと一緒に、個性的な形のサボテンや多肉植物を。
step 3 家具との組み合わせにひと工夫
グリーンも家具と同じように「お部屋を構成するアイテムのひとつ」と捉えてみましょう。
家具の高さや形に合わせてバランスをとったり、照明と組み合わせてレイアウトするなど、少しの工夫でより洗練された見え方に。

ソファ×リビングテーブル×グリーン
大きなソファのあるリビングシーンには、高低差をつけながら複数のグリーンを配置。
シンボルツリーは背の高いマンゴーの木 ①。ソファの風格に負けないよう、リビングテーブルの上に置く鉢②も高さとボリュームのあるものを選びましょう。

照明×グリーン
ラウンジチェアに葉の影が落ち、木洩れ日で休んでいるかのような心地よさに。

シェルフ×グリーン
リビングの一角に家族それぞれが好みのグリーンを置くコーナーを作るのも楽しい。

ガラステーブル×グリーン
ガラス天板に葉がかかるように配置し、テーブルとグリーンの一体感を演出。
step 4 屋外グリーンの楽しみ方
植物が見せる季節ごとの表情を味わえる屋外グリーン。開花時期の異なるものを複数置けば、一年を通して楽しめます。
自宅にいながら屋外の心地よさを感じられる、アウトドア家具とのコーディネートも近年増えています。

サンベッドを置いたリラックススペースには、葉の形が繊細で落ち着いた色味のものをセレクト。
そよそよと風に揺れる葉が、目にも耳にも癒しを与えてくれます。

つややかなソテツの深い色に、黄みがかったロドレイヤの色、コニファーのグレイッシュな色。
個性豊かな緑色をミックスすることで、楽しげなダイニングシーンを演出できます。
アルフレックス直営店では今回ご紹介した以外にも様々なグリーンを含めたインテリアのしつらえをご体感いただけます。
ご自宅でのグリーンの選び方やコーディネートのご相談も承っておりますので、お近くの店舗でぜひご相談ください。