arflexが提案する「Weekend」とは、
毎日を週末のような開放感と幸福感で満たす、
心地よい住まいの在り方。
心がすっと軽やかになり、
自由な時間を謳歌できるWeekend。
充実した日々を送る人は、
オフの過ごし方にこそ“その人らしさ”が
詰まっているのではないだろうか。
大切な家族や仲間たちとの団らんを楽しんだり、
どこか遠くを旅したり、あるいは自分が
夢中になっている趣味に没頭したり。
この企画では、思い思いに心豊かなWeekendを
過ごす方々の、ある1日を覗いてみる。
フリーランスPRの春名亜美さんは、
現在2人の息子さんのママ。
忙しない日々の最中に訪れるある週末は、
わんぱくな子どもたちの快活な
声と笑顔に包まれていた。


週末は、家族との時間を
存分に楽しむ。
「私はいつも、週末が来るのが待ち遠しいんです」。そう話す春名亜美さん。人気の読者モデルやアパレルプロデューサーを経て、現在は、インスタグラムを中心にフリーランスのPRとして活動中。そして私生活では5歳と8歳の2人の息子さんの子育てに奮闘している。
「週末は家族みんなでゆっくり過ごすことができる唯一の時間なので、毎週金曜日になると気分が上がるし、夏休みや冬休みのような長い休みを、いまかいまかと待ち望んでいます」
もともと旅好きだったという春名さん。旦那さんと共に、子どもたちが生まれる前からハワイなどのビーチリゾートを初め国内外各地へ足を運んでいたこともあり、現在も週末になると近場の温泉などへ出かけることも多い。
「金曜日、長男の小学校が終わった後にすぐに出発して、土日を丸々旅先で過ごすことが多いですね。先日も自然に囲まれたリゾートホテル〈ふふ日光〉に泊まりに行きました。向こうでは温泉に浸かったり、宿のおいしいご飯を楽しんだり、近所の観光地に足を運んだり。まだ幼い息子たちですが、成長しても旅のことを覚えてくれていたらいいですね」
一方で、もちろん家で過ごす週末も大切な時間。好奇心旺盛な子どもたちと共に過ごす1日は実に刺激的なのだそう。



食材の買い出しに、
近所のスーパーへ。
春名さんの週末の朝はゆっくりスタートする。平日は7時に起き、子どもたちの身支度を整え学校に送り出す忙しない朝を過ごす分、休みの日はとことん寝るのが流儀だ。
「子どもたちも、週末のママは起きてこないものだと理解してくれていますね(笑)。その分、朝が得意な夫が面倒を見てくれて、一緒に遊んだり、近所の公園に連れて行ってくれたりするので、すごく助けられています」
この日は午前中から、散歩もかねて近所のスーパーに買い物に出かけた春名さん親子。子どもたちにとっては、家の近くの見慣れた道中もさながら冒険のようだ。
「『お花が綺麗だね』とか『初めて見る鳥だ!』とか、大人たちが見落としてしまうような些細なことに気づいて声を上げてくれるので、私自身も発見が多いんです。でもその好奇心旺盛さがスーパーで炸裂すると少し大変(笑)。鮮魚コーナーで立ち止まったりお菓子コーナーに惹きつけられたり、普段の3倍くらい時間がかかるので、目的があってさっと終わらせたいなら1人で行くのがいいですね」と苦笑する春名さん。わんぱく盛りの2人を連れて買い出しに行くのは少々難儀なようだ。




オートミールクッキー作りに
挑戦。
1日を家で過ごす日はよく、お菓子を作る。この日も先ほどスーパーで買ってきた材料を使って、何やらお菓子作りが始まった。プリンやバスクチーズケーキなど、さまざまなレパートリーを持つ中、この日作ったのはオートミールクッキー。家族の健康を考えた身体にやさしいメニューだ。
「もともとは私自身がグルテンフリーを気をつけるようにしていて、このクッキーは添加物が入っていなくて身体に優しいので、家族にもいいなと思って作り始めました。バターの代わりに『ギー』というインド生まれのヘルシーなバターオイルを使ったり、中に練り込むチョコチップには有機のチョコレートを使ったり。かなりストイックな材料を使っているんですが、特に次男は“ママのクッキー”と呼んで喜んで食べてくれますね」
そして、このクッキー作りの最大の魅力は、家族みんなで取り組めること。ケーキなどの他のお菓子に比べてシンプルな作業が多いため、タネを丸めて生地の形を作る工程や、チョコチップを乗せたりする局面では子どもたちも活躍する。
「手を動かす簡単な作業は楽しんで手伝ってくれますね。もともと2人ともおままごとが好きだったので、お菓子作りに限らず、食事を作る時にも、『これ混ぜて』や、『泡立て器で卵を溶いて』くらいなら、率先してやってくれる。とはいえ、半分以上こぼされたり、途中で飽きて最後は私が1人で仕上げたりすることも日常茶飯事です(笑)」


クッキーを囲んで、
ソファで映画観賞。
お菓子作りがひと段落したら、ソファに移動してみんなで映画観賞。みんなでゆったりと腰をかけ、視線はテレビへ一直線。
「特に長男は、ひとたび映像が流れ始めると凄まじい集中力でのめり込んでしまうんですよね。3歳くらいから、アンパンマンであれしまじろうであれ、大人向けの映画であれ、なんでも没頭してしまう。それもあって、家で映画を観る時間も多いんです。今は、ディズニーチャンネルで配信されている『ブルー 初めての空へ』というインコが主役のアニメ映画に息子たちがはまっていて、すでに何回も観ています」
そして傍らには、先ほど焼き上がったばかりのクッキーが並ぶ。映画の展開に口々に反応しながら、クッキーを口へ。家族だけの貴重な団らんの時間だ。
「家で作ったものを、みんなで一緒に食べるって嬉しいんですよね。子どもたちが大きくなれば、部活が始まったり、彼女ができたり、家族みんなで一緒に時間を過ごしたり食卓を囲むことも少なくなっていくのかなと。ふとした瞬間に、今のささやかな瞬間を大切にしたいなと痛感します」


居心地良い空間こそが、
豊かな週末をつくる。
週末も、子どもたちを中心に忙しなく動く春名さん。自身のことを「じっとしていられない性質。自分で何か仕事を作っては動き回っているのが好きなんです」と笑うが、1人になって完全にリラックスできる時間はあるのだろうか。
「お風呂の時間が最高の癒しですね。お気に入りの入浴剤を入れた湯船に浸かって、1時間半くらい、スマホでSNSを眺めたり、考え事をしたりしています。お風呂から上がって家族が寝静まった頃に1人で韓国ドラマを観る時間も幸せ。ついつい夜更かしをしすぎないように気をつけています」
そしてもう一つ、春名さんが家で日々の暮らしを豊かにするために心がけているのが、居心地の良い空間づくり。観葉植物やアートが飾られていたり、季節の花が生けられていたりと、部屋の随所に春名さんのセンスが垣間見える。
「特に週末は1日中家にいることもあるので、限られた空間の中で、どれだけ自分が心地良い空間を作れるかを楽しんでいます。植物を定期的に増やしたり、季節の花を飾ったりしていて、今度は枝物を追加したいですね。
そしてもちろん家具も好きなものを揃えています。夫と相談して数年前に購入したアルフレックスのダイニングテーブル『タボロ ナーベ』は、広々としたサイズとナチュラルな色味が気に入っています。ソファ『オムニオ』もお気に入りの一つで、ゆったり座れるのはもちろん、子どもたちも思う存分飛び跳ねられる(笑)。アルフレックスの家具が家族みんなの週末を支えてくれています」
春名さん愛用のアイテム
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Sofa
OMNIOオムニオ
柔らかく落ち着き感のある座り心地が特徴。1人1シートのユニットになっているため、空間や使い勝手に合わせて自由自在に組み換えが可能。限られた空間でも重宝する。
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Dining table
TAVOLO NAVEタボロ ナーベ
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Chair
LUCA 12ルカ 12
船底型の曲線をモチーフにした幅広い天板と脚部で構成された繊細なデザインのダイニングテーブルと、背面の編み込まれたデザインが美しいチェア。両者を組み合わせたダイニングセットは、幅広いインテリアにフィットする。春名さんはグレーオーク色を愛用。
※どちらも現在は販売していません。 -

Profile
春名亜美
はるな・あみ/1983年兵庫県生まれ。3人組の読者モデルユニット「JAM」の一員として関西で活躍しながら、アパレルブランドのプロデューサーを17年間にわたって務める。現在はインスタグラムを中心にファッションやライフスタイルなどを発信するフリーランスPRとして活躍中。
Instagram:@amiharunaami