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アートとインテリアの心地良い関係を提案する企画「LIFE with ART project」。この度アルフレックス東京では、日本を代表する洋画家・大沢昌助(おおさわしょうすけ)の作品展を開催します。
澄み切って清々しい簡潔な色面構成。自由奔放にキャンバスの上を動き回る線。枠組みに捉われない真っ直ぐな作品は今なお色褪せることなく、この時代を生きる我々の心に新鮮な感動を与えます。
多くの美術館にコレクションされながらも、絵が生活と共にあることを喜んだという大沢氏。アルフレックス東京の空間で大沢昌助の世界をご堪能ください。
会期について
本展では油画、水彩、リトグラフ等の作品を多数展示する他、晩年の名作「青の遍歴」・「逸楽と秩序」を前期後期に分けてご紹介いたします。
前期 : 6月2日(木)−7月5日(火)
展示作品:「青の遍歴」他
後期 : 7月7日(木)−7月26日(火)
展示作品:「逸楽と秩序」他
左:「青の遍歴」シリーズより(1992年)
右:「逸楽と秩序」シリーズより(1994年)
詳細
大沢昌助 展
■ 日程:6月2日(木)−7月26日(火)
■ 時間:11:00-18:00
■ 会場:アルフレックス 東京
■ 入場料:無料
Curated by noie.cc
朝の食事が終ると、アトリエに這入る。
昨日の日記を、簡単に記したあとは、素描と水彩絵具の日記のようなものがはじまるのが、多くの日の日課となっている。
幼稚園に行かない日の孫娘が、襲撃してくるのはその時だ。
仕事の間に、その気を起せば遊戯はうまく行く。
僕にとっても、気分転換で、大変いゝ。
付き合いきれない時は、事態は深刻になって来る。
辛辣な批評精神が、台頭して来るのも当然だ。
「おじいちゃんはとしよりだから絵が下手だね。」
―1978年JIYUGAOKA GALLERYでの個展に寄せて
大沢昌助
「無題」油彩/41cm×31.8cm
撮影:秋山庄太郎
作家プロフィール
大沢昌助 Shosuke Osawa
略歴
1903 東京生まれ
1923 東京美術学校西洋学科(現・東京芸術大学)に入学
1928 東京美術学校西洋学科を首席で卒業
1954 多摩美術大学教授となる。〜1970 年まで
1960 世田谷区役所第一庁舎ロビー壁画モザイク制作
1991 東京新都庁舎 都議会本会議場ロビーの大理石壁画デザインを制作
1997 永眠。享年93 歳
美術館での個展
1981 池田二十世紀美術館「大沢昌助の世界展」
1991 練馬区美術館「変身と変貌・大沢昌助展」
1994 志摩museum「大沢昌助展」
1999 茨城県立近代美術館「中村彝賞記念展」*奈良岡正夫との二人展
2003 練馬区美術館「生誕100年展」
2010 練馬区美術館「大沢昌助と父・三之助展」
家具と共に生活を彩り、暮らしに潤いと楽しさをもたらすアート。アルフレックスでは〈LIFE with ART project〉と称し、ジャンルも表現も様々なアートイベントを開催してまいります。