料理研究家 松田美智子先生
ワークショップレポート
アルフレックスでは、家具を通じて豊かな暮らしをご提案しています。直営店ではその生活像を体感いただけるようなワークショップを定期的に開催しています。明日がくるのが待ち遠しくなるような暮らしのヒントが詰まったワークショップ。今回は、先日開催された模様をレポートします。
生活の中でなにげなく過ごしてしまう、休日のブランチや就寝前のひととき…。その時間を上質で潤いのあるものに変えるリビングの楽しみ方を、料理研究家の松田美智子先生に教えていただきました。1日の時間の流れをイメージした様々なリビング空間を巡る、楽しいセミナーとなりました。
Scene1 : ホテルのラウンジのように過ごすブランチタイム
ソファの座面は少し高めで、沈み込まないものが立ち座りがしやすくおすすめ。ロールサンドを紙の包みで絞る、小さいココットで調理をしてそのままテーブルに出すなど、簡単に特別感を出せる工夫も教えていただきました。
Scene2 : 家事の合間のティータイムをカジュアルリッチに
「オムニオは足をなげだしたり、シーズンや気分で組み換えて自由にレイアウトできるのでお気に入り」とのこと。座面が低いソファは目線が下がり、リラックスできます。
「サイドテーブルは来客の際に移動させてお花を飾ったり、おもてなしのお菓子を置いたりと使い勝手が良く1つあると便利ですよ」
Scene3 : 夕食のひとときに、自宅でアペリティーボ
「ビッグトレーは必要なものを全部のせて運べますし、トレーの上でパンをちぎればパンくずも散らばらないので重宝しています。食器は白色を持っている方が多いと思いますが、締め色として黒やこげ茶があると幅が広がりますよ」。と先生。今回の食器は黒と金色で統一されています。
食器の選び方について「お店で見た時に5通りの使い方が浮かんだものを買っています。食器棚に飾るだけになってはもったいないですからね」。とわかりやすいアドバイスが。
Scene4 : 就寝前のリラックス時間をラグジュアリーに
「ホットワインを置くトレーにはチャコールグレーのリネンを一枚敷くだけでグッとおしゃれになります」。とレクチャー。
「このような充実した時間を持つことが、また明日も頑張ろうという気持ちに繋がると思います」。と先生は笑顔を見せます。このシーンにはレザーのカバーリングソファがおすすめ。しっとりとしてやわらかなレザーはリッチな心地良さを演出してくれます。
特別編 : 冬のテーブルコーディネートとティータイム
「サーブする側も一緒に食事を楽しむことができ、相手にも気を使わせずに済みます。メニューを考える時もそうですが、自分がもてなされた時にどうかな? と想像してみることがコツです」。と先生。その他、食材の色をコーディネートに使い、料理を含めて完成するよう意識をしているそうです。
セミナーの最後は松田先生セレクトのスイーツでティータイム。器がチョコで作られているというサプライズに参加者もびっくり。先生とのお話を楽しんだり、参加者同士で交流を深めたりと、なごやかで笑顔のたえないセミナーとなりました。
●プロフィール:料理研究家 松田美智子
1993年より恵比寿で「松田美智子料理教室」を主宰。季節感と素材そのものの味、風味を大切に、お洒落で作りやすい料理づくりを心掛ける。楽しく作って、美味しく食べて、”体も心も健康に”をモットーとする。また、日々の暮らしに生かせるテーブルコーディネート、フラワーコーディネートを実践。そのほか、メニュー開発、システムキッチンの開発、料理本、エッセー、雑誌、テレビ、CM、講演、パーティプロデュースを仕事とする。
http://www.m-cooking.com/