関さん Seki
ニーズを汲み取り
具現化する。
当社だからこそ、
提案できる空間がある。
2019年6月に発足したプロジェクト事業部は、住空間を担当するレジデンスチームと、オフィスや商業空間を手がけるパブリックチームの2つ。レジデンスチームのクライアントは主にマンションディベロッパーで、モデルルームのインテリア提案が主な業務です。
物件のコンセプトをヒアリングし、家具コーディネートのほか、カーテン、照明、アートなどの小物、場合によっては、床・壁・天井の仕上げをセレクト。スケルトン状態からの設計変更、建具や洗面カウンターなど細部のパーツまで提案することもあります。
また当社取り扱いブランド〈モルテーニ〉のイタリア人デザイナーが関わる案件もあり、その際は私たちがディベロッパーとデザイナーをつなぐ窓口として、打ち合わせから納品までをサポート。スキルにもよりますが、入社後はまずこの窓口の役割を担いながら業務の流れを掴んでいただくことになると思います。
前職はハウスメーカーでの住宅営業です。面白い仕事でしたし、このときの知識は今も生きていますが、箱を作って終わりではなくもっと人の暮らしの近くに関わりたくて転職しました。
アルフレックスに入社後10年ほどハウジング部で営業をしていた際も、モノを売るだけじゃなく、空間全部をつくりたい思いは常にあって。先輩方や取引先で親しくなった方にふとそんな話をすると、少しずつ共感してくれる人が出てきたんです。
始めは小規模なモデルルームの家具レイアウトのご依頼から始まり、徐々に空間全体へと提案の範囲を広げられるようになりました。そういう意味で今の仕事は、私個人の「こんな仕事がしたい」という素直な気持ちから始まったともいえますが、同時にアルフレックスの思想とも一致すると思います。
それは当社の創業者がイタリアで学んだ「単に家具を売るのではなく、家具を通して豊かなライフスタイルを提案する」という考え方。空間コンサルティング営業という仕事は、まさにそれを体現するものだと感じます。
トータル提案というダイナミックな言葉のイメージとは違い、実際は細かな課題をコツコツと検証していく地道な業務も多い。しかし、まだこういったサービスを提供できる日本の家具メーカーが少ない中で、1つ1つの案件を丁寧に取り組み、心地よい空間づくりのプロフェッショナルとして信頼していただける存在になりたいと思っています。
この仕事には、自らを表現する「デザイナー」は求めていません。相手のニーズを正確に把握するヒアリング力と、それを形にする空間提案力。これらを両立できてこその「コンサルティング営業」です。またコンセプトも要望も一件一件異なるので、日々生じる新たな問題に対処できる柔軟性も必要。例えば、リノベーションの提案営業などは仕事のイメージに近いかもしれません。
大前提として、やはりインテリアや建築に対する興味関心は大切ですね。業界を牽引する方々にインテリアを提案する仕事ですから、家具のトレンドや新しいマテリアルなど膨大な情報を日々キャッチしておく必要がある。純粋に好きな気持ちがあれば、前向きな好奇心で多くを吸収していけると思います。
当社では2018年からキッチン事業もスタートしました。建築的な知識も必要になるなど業務内容はさらに広がり、私自身いまも新たなチャレンジを続ける日々です。経験のないことにも積極的に挑戦しながら、仕事の幅を広げていける方と一緒に働きたいと思っています。