木原さん Kihara
Molteni&C
というブランドを、
私たちが体現する。
モルテーニ東京のスタッフとして、家具を中心としたインテリアのご提案や、ブランドのご案内を行っています。モルテーニはイタリアの総合家具メーカーで、アルフレックスジャパンでは2010年より取り扱いを開始しました。
ご来店されるお客様の半数以上はインテリアコーディネーターとご一緒だったり、お施主様にご提案する家具を見にプロの方のみがいらっしゃることも。その場合、店頭でのご案内は私たちがさせていただき、商談は当社の営業担当者に繋いでいます。
また、全国から寄せられるお問い合わせへの対応も大切な仕事。アルフレックスに比べてまだ日本での歴史が浅く取扱店も少ないため、新規取引や製品に関するご相談なども旗艦店であるモルテーニ東京でお受けすることが多いです。モルテーニをご検討くださる方にとっての最初の窓口として、ブランドの強みや製品の情報をお伝えするインフォメーションセンターのような役割も担っています。
モルテーニの代表製品ともいえるシステム収納は、家具そのものが壁面になったり、部屋の間仕切りとしても使用が可能。素材やデザインの調和を重んじながら、単体の家具だけでなく空間全体をラグジュアリーにしつらえることができます。
私が入社一年目で担当したのは、まさしくその総合空間演出力を肌で感じた案件。当初は小さなキッチン収納とアート、というご依頼だったのですが、モルテーニのトータルインテリアの思想をお話することでお客様が期待を膨らませてくださったようで、最終的にはご自宅ほぼ全ての部屋をお手伝いさせていただくことになったんです。
当時は経験が浅かったため先輩と一緒にプランを考えていったのですが、床壁やドアの色調にあわせた素材感、タイルの目地と置く家具の位置関係など、細かな点までひとつひとつ検討しました。
モルテーニの世界観で統一された空間が完成し、お客様に喜んでいただけたことはとても嬉しかったのですが、同時に「ここまでやってこそモルテーニのスタッフなんだ」と思い知らされ、身の引き締まる想いがしたのを覚えています。じっくりとコミュニケーションをとりながらお客様の理想を一切の妥協なく叶えていく、この仕事の難しさと面白さを学べた経験でした。
〈Molteni&C〉と〈arflex〉では、インテリアに対する考え方が似ているところが多いんです。長く使える無駄のないシンプルなデザインや、製品だけを見るのではなく空間やそこで過ごす人のことを考えてプランをすること。共通点が多いから、両方のブランドをミックスしても相性がいい。卓越したイタリアの技術力とセンスを日本の住空間にフィットする形でご提案することが、当社でモルテーニを扱う私たちの使命だと感じます。
また昨年からは副店長として、自分だけでなくスタッフの状況も把握しながらショップを管理運営していくことを求められる立場。社内の人に助けられながらですが、後輩のためにも常に変わらないメンタリティと広い視野をもって、ショップの雰囲気つくることが今の目標のひとつです。
社内研修やイタリア展示会への出張など、当社は社員の成長を促してくれる環境も整っていると感じます。私もモルテーニというブランドを日本に発信する誇りと自覚を持ちながらスキルを高め、その名にふさわしい働き方をしてきたいと思っています。