What is A?

A・SOFAにまつわる5つのエピソード

1986年に誕生したA・SOFAは、これまでの37年間で70,000台以上を販売し、
不動のロングセラーソファとして多くの方に愛されてきました。

名前の「A」はアルファベットの始まりの文字であり、arflexの頭文字。
ソファづくりの原点に立ち返り、純粋に使う人にとっての心地よさを追求して生まれました。
そのものづくりの思想は、2023年の新製品A・SOFA esへと受け継がれています。

ここでは、A・SOFAにまつわる5つのエピソードをご紹介します。

『A・SOFAをつくってきた言葉たち』

01
『輪郭はカチッ。内側はクシャッ。』

がっしりと丈夫なモールドウレタンの“箱”に、柔らかなクッションをたっぷりと置く。その置き方に正解はなく、サイズも個数も生地もお好みで。これがA・SOFAの基本的な考え方です。⻑く安⼼して使える耐久性がありながら、肌に触れる部分は柔らかく。ファブリックのしわは見た目のリラックス感をもたらすポジティブな要素ととらえました。

02
『作りたかったのは、ふだん着の家具。』

応接間にひっそりと鎮座する家具。昭和の日本のソファとは、そういうものでした。でもアルフレックスが作りたかったのは、家族で過ごすための日常づかいの家具。ぴしっと整った表情ではなく、自由な姿勢で思い切りくつろげる、力の抜けたカッコよさです。当時の日本の職人さんたちへのオーダーは「着流しの着物みたいなイメージで」。私たちの理想を根気よく伝え、形にしていきました。

03
『へたるのは当たり前。へたったところだけ、直せばいい。」

座り⼼地は良いけれど、使ううちにクッションがへたってしまう。A・SOFA以前のソファには、そんな声も多くありました。でも、肌あたりの良い柔らかい素材が型崩れするのは言わば当たり前のこと。だから、へたらない工夫をするのはもうやめよう。そのかわり、傷んだパーツだけを部分的に交換できるようにして、快適に使っていただこう。そんな発想の転換から「家具をメンテナンスしながら⻑く使う」という、今も変わらないアルフレックスの基礎となる考え方が確立しました。

04
『この生地でA・SOFAを作れる?』

思わぬ副産物。それはA・SOFAの自由なデザインを生かして、生地の張り分けやクッションを色違いで選ぶ人が続出したことでした。自分で好みの生地を持ち込んで「これで作ってほしい」というお客様もいらしたほど。毎年ちがう張り地をまとったA・SOFAがカタログ誌面をにぎわせ、当時のインテリア業界ではA・SOFAをファブリックトレンドの指標と捉えてくださっていた方も多かったといいます。

鈴木マサル氏との
コラボレーションファブリック(2016)

05
『もっと使いやすく、もっと心地よく。』

発売当初カバー交換ができたのはクッション部分だけで、元々ベース部分は張り込み仕様。販売台数に比例してカバー交換のご要望も増え、フルカバーリング仕様となったのが2010年のことでした。こうした仕様変更やサイズバリエーションの追加など、発売後もコツコツと改良を続けてきたA・SOFA。発売後も製品を育てていくその姿勢は、私たちがこの先も無くしたくないもののひとつです。

2023 Collection A・SOFA es

45% Recyclable

環境配慮を当たり前に。そのための、次なる一歩。

45%ーA・SOFA es における再生可能素材の体積比率です。クッションの中材とそれらを包むヌード地に、再生素材および再生可能素材を使用しています。次の課題は、このA・SOFA esを循環させていくこと。使われなくなったソファを回収し、内部の再生可能素材を取り出し、一度原料に戻す。そこから再び新しいソファのクッション材を作る。廃棄しない家具づくりに、本気で取り組んでいきます。

evolution & succession

受け継ぐことと、
進化すること。

なんてことない日常に、満ち足りた気持ちをもたらしてくれる家具。何より使う人のことを考えた、⻑く安⼼して過ごせる家具。これは1969年の創業以来変わらない、アルフレックスジャパンの根幹をなす考え方です。そしてA・SOFA esによって一歩を踏み出したサステナブル素材の研究は、その考え方をさらに発展させていくもの。進化は、これからも続いていきます。

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