about marenco & collaboration archive

aboutmarenco

見ているだけで気持ちが和む、
温かみのあるフォルム。
ぎゅっと詰まった感触に、
安心感のある座り心地。

今やアルフレックスの
アイコン的存在となったこのソファは、
いかにして生まれ、50年を超える
ロングセラーとなったのか。
マレンコの誕生とものづくりにまつわる
エピソードをご紹介します。

一瞬のひらめきで
描かれたデザイン

生みの親であるイタリア人デザイナー マリオ・マレンコは、
本職の傍ら俳優やTVタレントとしても活躍していたマルチな才能の持ち主。

マレンコのデザインは、彼が同僚と話しながら一瞬で描いたスケッチから生まれたと言われています。また、そのユーモラスなフォルムをいっそう際立たせるのがロゴスタンプ入りの麻カバー。最初にイタリアで生まれたマレンコでは、これはカバー下のソファ本体に張られていた生地(ヌード地)だったのです。

それを日本で発売したところ、工業製品のような武骨さがカッコいいとヌード地のままで使う人が続出。好評を受けて後に正式なカバーとして製品化し、今ではご注文いただく多くの方が選ぶ代名詞的存在となりました。

デザイナーのマリオ・マレンコと彼のスケッチ
デザイナーのマリオ・マレンコと彼のスケッチ

シンプルなフォルムだからこそ
こだわり抜いたものづくり

にマレンコを発売する際、アルフレックスジャパンではイタリア生まれのデザインはそのままに、より高品質で長く安心してお使いいただけるものづくりを追求するため全ての製造工程を見直しました。

例えば日本のコンパクトな住宅に合わせて、個別に搬入したシートを連結するジョイントシステムを採用。シート内部には堅牢なモールドウレタンを柔らかなウレタンが包む構造にし、丈夫さと快適さを両立しました。

また、背、シート、アームとパーツごとに作り最後に組み上げる製法により、傷んだシートの表層だけを交換する、といったきめ細やかなメンテナンスも可能に。そして、発売から半世紀を経た今でも、日々技術の進化に合わせて改良を加えています。

搬出入のしやすさに考慮したジョイント構造(画像は発売当時の仕様)
搬出入のしやすさに考慮したジョイント構造
(画像は発売当時の仕様)

イタリアからも称賛された
日本発のカバーリング仕様

当初イタリアではカバー交換のできない仕様だったマレンコ。

綺麗好きな日本人ならではの発想で、アルフレックスジャパンがカバーリング仕様を開発しました。カバーを替えることで本体の痛みが軽減するうえ、手軽なイメージチェンジも楽しめる。「自宅でカバー交換ができる」という当時世界にも類を見なかった革新的な技術は、イタリアでも称賛され、のちに導入されることに。

今も替えカバーをお求めいただく数十年来のお客様の存在が、マレンコが時代を越えて支持されるソファとなったことを証明してくださっています。

カバーリング仕様が誕生した1970年代当時の広告画像
カバーリング仕様が誕生した1970年代当時の広告画像

どんなインテリアにも馴染む
変幻自在のソファ

コンクリート打ちっぱなしのようなクールな空間にも似合う、オブジェのような佇まい。

優しいフォルムや素朴な麻の質感は無垢材の床やアンティークの家具とも好相性。張り地を替えればポップにもなり、座布団を思わせる低めの座面は和室にもしっくりと馴染みます。その唯一無二の存在感は多くの建築家やデザイナーに選ばれ、様々な住宅や公共施設に納品されました。

使う人の個性や空間に合わせて表情を変えるマレンコの懐の深さは、50年間愛され続ける大きな理由のひとつです。

インテリア誌をはじめ過去多くのメディアで取り上げられた
インテリア誌をはじめ過去多くのメディアで
取り上げられた

collaboration
archive

50年にわたる歩みの中で、
様々なアーティストやデザイナー、
ブランドとのコラボレーションにも
積極的に取り組んできました。
にアルフレックスで発売した
40周年記念モデルも含めた、
11台の特別なマレンコをご紹介します。

artist

ミズタユウジ
アーティスト・デザイナー・
アートディレクター

パブリックアートの制作、アーティストやブランドとのコラボレーションや、デザインの提供など国内外で活動を続けている。

繊細な刺繍とシルクスクリーンプリントで彩られたマレンコは、ソファの絵柄全体が1つの物語に。テーマは、アルフレックス東京で行われた作品展のタイトルでもある「town,folk,form.」。旅先で撮った市場の風景が転写されたり、背面にはミズタ氏作の街にまつわるショートノベルが英語で書き込まれるなど、人と共に呼吸し変化する街の姿を感じることができる。(

ミロコマチコ
画家・絵本作家

独自の観察力と色彩感覚による作品で、の絵本デビュー以来、
日本絵本賞大賞をはじめ数々の受賞歴を持つ画家・絵本作家。

アルフレックス大阪での作品展「けはいのねっこ」にて制作されたのは、真っ白なレザーのマレンコをキャンバスに、力強くペイントが施されたアートピース。一面に張りめぐらされた色とりどりの根っこから生き物たちが顔をのぞかせる、ミロコマチコ氏ならではの世界観がぎゅっと凝縮された一台に。(

photo : Shoji Onuma
photo : Yuichiro Tamura
photo : Shoji Onuma

鈴木マサル
テキスタイルデザイナー

自身のファブリックブランド OTTAIPNU(オッタイピイヌ)のほか、
国内外の様々なメーカー、ブランドのプロジェクトに参画。

家具とテキスタイルデザインの楽しさ、をテーマに製作された3種類のカバー。「とにかく『攻める』気持ちで生地を選んだ」という言葉通り、鈴木氏のテキスタイル作品をパッチワークのように配したDANCE。動物たちがポップに描かれたPARKと、ドットのズレが新鮮な表情を生むBALLOON。「モダンデザイン」と「カワイイデザイン」の心躍るコラボレーションが実現した。(

宮下貴裕
ファッションデザイナー

生まれ。独学で服創りを学ぶ。NUMBER(N)INE脱退後、
よりTAKAHIROMIYASHITATheSoloist.を設立。
国内外より高い支持を集めている。

雑誌『Casa BRUTUS』152号での企画「世界最高のデニム選び」から生まれた世界に1つだけのマレンコ。デザイナーの宮下氏自身も愛用するアメリカのデニムブランドWranglerの生地を使用し、アーム外側にはポケットを縫い付け、ジーンズの裾に用いるチェーンステッチを見えない部分に施すなどこだわり満載の仕様。デニムのこなれたリラックス感が、これまでにないマレンコの魅力を引き出した。(

photo: Muga Miyahara

photo: Muga Miyahara

brand

TAKAHIROMIYASHITA
TheSoloist.
ファッションブランド

デザイナー宮下貴裕氏がに設立。
洋服への純粋な愛情から生まれるコレクションは、
今現在の宮下氏自身を表現している。

春夏シーズンに、マレンコの代名詞である麻カバー生地を用いたコレクションを発表。その際に期間限定で発売されたのがこのオリジナルスタンプ仕様のソファ。誰でもない存在を意味する“john doe(s)” “jane doe(s)”という言葉が記された。「性別や肌の色など関係ない、誰でもない存在のための洋服」というメッセージを、シンプルで潔いマレンコのデザインと重ね合わせている。写真は雑誌『Casa BRUTUS』248号より。(

photo: Reiko Toyama

TAKAHIROMIYASHITA TheSoloist.

Felisi
バッグ・革小物ブランド

にイタリアで創業。伝統的なスタイルと製法を踏襲しながら、
新しい時代の空気を取り込み進化を続けている。

Arflexと同じイタリア生まれのブランドであり、厳選した素材とこだわりの製法、上質なカジュアル感を大切にしたものづくりが共鳴しコラボレーションが実現。Felisiならではのレザーパイピングを施した特別仕様で、ブランドのテーマカラーであるイエローをはじめとする4色の特製キャンバス素材でカバーを製作した。

HARRIER
TOYOTA

ラグジュアリーSUVの先駆けとして、
の発売以来長く愛され続けるトヨタ自動車の代表的モデル。

TOYOTAが誇る人気車種・ハリアーの特別仕様車プレミアム“スティールモーヴ”のお披露目に合わせ、同車の内装材をカバーに使用した限定モデルが展示会場に登場。ソファの前面には、同車の内装同様に、オリジナルカラーであるシックな紫色(スティールモーヴ)を引き立てるダークバイオレットの糸を用いたロゴステッチが施された。(

Nomex

雑誌『Casa BRUTUS』200号を記念して実施された「名作椅子×人気ファッションブランド スペシャルコラボチェア」企画の一環として実現。兵士が弾薬や火災から身を守る防護服に用いられる耐熱繊維「ノーメックス」でのカバー製作。リアルな軍用品を思わせる英字のオリジナルスタンプ入りで、同生地のクッションをセット。バラック(兵舎)に置かれたこのマレンコで、軍服の兵士がひとりくつろいでいる、そんな想像の膨らむ一台となった。(

MIL-SPEC

アメリカ軍兵士への支給品に印字される軍用規格(ミルスペック)がデザインソース。N.HOOLYWOODが得意とするミリタリーモチーフは、マレンコの持つインダストリアルな武骨さと想像以上に相性が良く、大胆なタイポグラフィながらもまとまりのあるデザインに仕上がった。(

2016
Photo:Satoshi Nagare

N.HOOLYWOOD
ファッションブランド

デザイナー尾花大輔がに設立。古着屋のバイヤー経験等を背景に、歴史やカルチャーを紐解くことで生まれる、新たな価値観を創造する服作りに定評がある。

M.HOOLYWOOD

2015

M.HOOLYWOOD

40th limited model

小さくても、本物。
marenco piccolo

約60%ほどに縮小した子供用サイズのマレンコ。旭川のソファ専用ファクトリーで通常サイズと同様に製作しているため、キュートだけれど凛とした存在感を放つ、正真正銘の「本物」。限定40台の抽選発売に対し、予想を上回る数多くのお申し込みをいただいた。(

あなただけの一台を。
Colorful MARENCO

パーツごとに張り分けができ、しかも自分でカバーが交換できる。そんなマレンコの魅力を存分に楽しんでいただきたいという思いから生まれた特別仕様。全26色のファブリックから4色までを選んで張り分けを指定し、自分だけのオリジナルマレンコをつくることができる。(