my marenco

組み替えながら使い続ける、
使い勝手のよいソファ

日本の美容・ブライダルシーンを
常にリードし続ける
遠藤波津子グループの代表取締役社長、
遠藤彬さん。
そして、その遠藤さんのお嬢様で、
「ハツコ エンドウ」のプロデューサー&メイクアップアーティストとして活躍する一方、
オリジナルドレスブランド「A by Hatsuko Endo」も展開されるなど、
お忙しい毎日を送る遠藤晶子さん。
遠藤家のリビングルームには、
1983年にご自宅を二世帯住宅として
建て直された頃から
愛用されているマレンコが鎮座しています。
そんなマレンコについて、お二人にお話を伺いました。

田園調布の閑静な住宅街にある、すっきりとした切妻屋根と和洋折衷の佇まいが印象的な、瀟洒な一軒家。遠藤邸は日本のモダニズム建築を代表する建築家、吉村順三氏の設計によって、1983年に竣工しました。そんな建物の上階にある、彬さんのオーディオルーム兼、クリスマスやお正月などにファミリーが集まるお部屋には、3人掛けと、変則的な3脚で構成されたマレンコが置かれています。窓側の3脚は、2脚の1人掛けの間にアームなしの1脚が挟まった形。本来は4人掛けと2脚の1人掛けを組み合わせて使われていたところを、このお部屋に入れられる際に、スペースに合わせて組み直されたそうです。

店頭で惚れ込んだ、
愛嬌のあるフォルム

「私はもともと田園調布の生まれですが、ここに戻ってきたのは1983年にこの家を二世帯住宅として建てることになったため。設計を吉村順三さんにお願いしたのは父です。もともと父は多賀の別荘を吉村さんに建てていただいていて、その家を大層気に入っていました。それで、この家もお願いしたい、ということになったようです」とお話しくださったのは彬さん。当初、2階にはご両親が、また1階には彬さんご一家がお住まいになっていたそう。晶子さんは「私は小学生でした。マレンコはしばらくしてから来たので、私はもう中学生になっていたんじゃなかったかと思います。最初は1階の、私たちのリビングルームに置かれていました」と教えてくださいました。

当時、マレンコを選ばれたのは彬さん。「家業に入る前、しばらく外の会社で働いていたんです。その頃の私は営業職で暇を見つけては、よく都内の家具店巡りをしていました。青山のアルフレックスの店にも行って、いろいろな家具を見せてもらいましたよ。アルフレックスの家具はどれも素敵だったけれど、マレンコはその中でも異彩を放っていましたね。カジュアルで、見た目も今までのソファとは全く違う。ぽこぽこしていて、なんとも可愛らしいというか。それで好きになったんです」。晶子さんによれば、「マレンコって、もっとふわふわした感じかな、と思って座ると、実はしっかりした座り心地なのがいい。数年前に葉山の家で使っていたこともあって、その時はインテリアに合わせて白いカバーに変えました。マレンコは置くだけで空間が決まるというか、おしゃれになりますよね」とのこと。現在のカバーは、テクスチャー感のあるオフホワイトのもの。障子からの明かりが爽やかな空間にぴったりと合っています。

大好きなモダンジャズを
極上サウンドで堪能するひととき

この部屋は、彬さんにとっては趣味である音楽を気兼ねなく楽しめる空間。学生時代に購入されたというレコードプレーヤーや、ご友人と相談して購入されたというプロフェッショナルユースのスピーカーなどとともに、貴重なレコードやCDもたくさん置かれています。「昔からモダンジャズが好きでした。ビル・エヴァンスとかデイヴ・ブルーベック、MJQとか。最近お気に入りのヴォーカリストはダイアナ・クラールかな」といって、アナログ盤を取り出してかけてくださった彬さん。マレンコにゆったり掛けて、素晴らしいサウンドを堪能されるひとときを大切にしていらっしゃいます。ただ、残念ながら晶子さんはオーディオにもジャズにも全く興味がないそうで、「片付けてほしいと言われているんです」と苦笑されていました。同じ会社でお仕事されていても、なかなか父娘で趣味を共有、というわけにはいかないようです。

「私たちは顔を合わせれば喧嘩ばかりしているんです」とおっしゃる彬さんと晶子さんですが、お二人とも大の動物好きという面では共通しています。「今ここにいるチワワは2月にやってきたばかりのハニーちゃん。我が家には猫が3匹と犬が2匹いますが、この子だけが女の子なんです」と彬さんが相好を崩されると、「猫はマレンコの隙間にはまったりして、その姿がまた可愛いんです」と晶子さんも嬉しそう。そんな可愛らしい家族の存在と、温かくリラックスできるご自宅空間が、多忙な毎日を送るお二人がパワフルに輝き続けていらっしゃる理由のひとつなのかもしれません。

取材・文/山下紫陽
撮影/橋本裕貴

遠藤 彬

遠藤彬/えんどうあきら
遠藤波津子グループ 代表取締役社長

1943年生まれ。慶應義塾大学商学部在学中に米国ブリッジポート大学に留学を経験する。大学卒業後、札幌テレビ放送株式会社勤務を経て、1973年に株式会社遠藤波津子美容室に入社。1993年、同社代表取締役社長、株式会社遠藤波津子きものさろん(現・株式会社ハツコ エンドウ ウェディングス)代表取締役社長就任。銀座通連合会会長、全銀座会会長を兼任。全銀座オリンピック・パラリンピック対応委員会の委員長も務めた。

遠藤晶子

遠藤晶子/えんどうあきこ
遠藤波津子グループ 常務取締役/Hatsuko Endo 統括プロデューサー&メイクアップアーティスト

大学卒業後、ウェディング雑誌を中心にモデルのメイクを手がけるほか、ウェディングドレスを含むトータルコーディネートの提案やインポートドレスの買い付けを行う。2017年からは数多くのウェディングでの経験や感性を生かして自らデザインを手がけるオリジナルドレスブランド「A by Hatsuko Endo」を展開。