アルフレックスが大切にしているのは、上質でシンプルな家具とともに毎日を自分らしく楽しむこと。
その本質を体感いただくために、直営店では暮らしのエッセンスとなるようなワークショップを定期的に開催しています。

Michiko Matsuda × arflex

今回、アルフレックスショップ東京で行ったワークショップのテーマは、「ひと味ちがう、冬のおもてなしスタイル」。自宅に人を招く機会が増える年末年始。肩の力をぬいて、心からおもてなしを楽しむためのポイントを料理研究家の松田美智子先生に教えていただきました。

根っからの美味しい物好き、もてなし好きの松田先生。素材そのものの味や風味を大切にした料理づくりや、日々の暮らしに生かせるテーブルコーディネートなど、まずは自分自身が楽しむことをモットーとしたスタイルに共感し、今回のコラボレーションが実現しました。

それぞれの空間に合わせて設えられたセッティングの数々を、ご自宅でのおもてなしの参考にご覧ください。

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1. おもてなし料理としての鍋料理(和と洋のスタイリング)

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ここでは和の鍋料理を、いかに洋の空間に溶け込ませるかが、大切なポイントです。まず目を引くのが、落ち着いた空間に映える鮮やかなテーブルランナー。広めのテーブルには、このように縦に2枚並べると全体がバランス良くまとまります。また、コーディネートで大切な役割を担っているのが白い磁器の器。ここに和柄をもってくると、雰囲気が和に偏りすぎてしまいます。白い器が、和の鍋料理と洋の空間をつなぎ、洗練された印象に仕上げています。
▲【写真手前】ダイニングテーブル〈CELERINA〉、チェア〈FLUTE〉   【写真奥】ソファ〈GALE〉、リビングテーブル〈UVI〉
取り皿は白のシンプルな器ですが、薬味用の小皿は、あえて種類の異なる和皿・豆皿をたくさん並べて。遊び心があり、見た目も華やかで美しい印象に。
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土鍋や取り皿など丸い器が並ぶと、どうしてもテーブルは単調な印象になりがちです。そこで飯台はあえて楕円のタイプをアクセント代わりにセレクトしています。
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すり鉢を、ワインクーラーに。他にも、枝物のお花を生けたり、みかんを入れたりと、意外にも使い勝手のよいアイテムです。

2. 友人ご夫婦と気軽に楽しむディナー

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セッティングのポイントは、テーブルリネンの使い方。
奥行き90cmのテーブルにランチョンマットだけ置くと少し物足りない印象ですが、中央にテーブルランナーを組合わせるだけで、おもてなしの食卓へと変化します。また、ブラウン系からグリーンまで、家具とテーブルリネンの色調を統一することで空間全体を上手くまとめています。
▲【写真手前】ダイニングテーブル〈RITA〉、チェア〈RINN〉
【写真奥】ソファ〈OMNIO〉、リビングテーブル〈PINOLI〉、パーソナルソファ〈CASTAGNA LOUNGE〉
ナプキンリングを用いるだけでも、おもてなしの心が伝わります。大きめのランチョンマットはあえて2つ折りに。お皿の丸みともマッチしています。
松田先生デザインのブラックのスプーンには、一口サイズのアミューズをのせて。アミューズは特別感や遊び心を演出してくれます。

家具は、メンテナンス可能なテーブルやカバーリングタイプのチェアを選ぶことで、キズや汚れをあまり気にすることなく、大切な時間を心から楽しめます。

3. 親しい2人で囲む、チーズフォンデュ

テーブルやソファをウォームグレーでまとめた、落ち着いた印象の空間に設えたのは、ご夫婦あるいは、パートナーと2人でいただく、チーズフォンデュのシーン。いつもとは少し雰囲気を変えて、食事と会話をゆっくり楽しんでいるシーンが浮かびます。

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▲フェルトの鍋敷きを重ねることで、温かさをプラスしています。
家具に合わせて、鍋やお皿のカラーもグレーを取り入れています。テーブルリネンは、グレーとも相性の良いブルー。本来、ブルーは食欲を増進させる色ではありませんが、ソフトな風合いのリネンをセレクトし、フォンデュの火を灯すことで、あたたかさが加わり、料理が引き立つコーディネートになっています。
▲【左写真手前】ダイニングテーブル〈MEDUSA〉、チェア〈SPUNTINO〉
【左写真奥】ソファ〈MAGENTA〉、リビングテーブル(右)〈MONTEBELLO〉、(左)〈BRIGHELLA〉

4. ブラックでまとめた、鍋料理の設え
重厚感ある無垢材のテーブルには、テーブルリネンをブラックでまとめたシックな装いも良く似合います。ランチョンマットをフェルト生地にしたり、土鍋や黄色の器をプラスすることで、モノトーンでも温かみのある印象に仕上がっています。
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▲緑と赤を取り入れると、クリスマス仕様に様変わり。正方形のランチョンマットも、向きを変えるだけ特別感を演出できます。
◀無垢材のテーブルは、使い込むほどに味が出るのが魅力。多少のキズはオイルを塗り込んでなじませます。味わい深い経年変化をお楽しみ頂けます。
▲ダイニングテーブル〈NATURA〉

5. セットからサーブまでをテーブル1つで
10名ほどのお客様をもてなす際、ダイニングテーブルの上で料理のセットからサーブまでこなすセッティング。セルフサービスのスタイルをとって、立食でお召し上がり頂いたり、ソファに移動頂いたりと自由に楽しんで頂けます。
セッティングは、洋食器・和食器を組合わせると、どちらか一方でそろえるより、遊び心がありこなれた印象に。逆に食器の色は黒・紺・茶に絞ることで、上品にまとまっています。また、色違いでも同じ大きさで統一しておくと、重ねておけるので大変便利です。食器を選ぶ際は、5通り程使い方が想像できるものを選ぶと無駄なく使いこなせます。

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大人数をおもてなしする際に、あると便利な家具がオットマンや、リビングテーブル。置くだけで、そこに小さなくつろぎのスペースが生まれます。

大きめのオットマンなら、取り分けた料理をトレイに置きながら、2~3名が腰掛けてくつろぐことも出来ます。
▲【写真上】ダイニングテーブル〈COLUMN〉、チェア〈DAHLEM〉
◀【写真左】パーソナルソファ〈PI〉、リビングテーブル〈BRACCO〉

いかがでしたでしょうか?
松田先生のおもてなしの設えは、いずれも気軽にご家庭で取り入れられるものばかりでした。それは松田先生ご自身が、自分の食べたい料理を食べたい順番に、愛着のある食器に盛り付けるような、肩の力の抜けたおもてなしを大切にされているからこそ。ホスト自らが楽しめば楽しむほど、お客様もリラックスしてくつろぐことが出来ます。
ぜひ今回のおもてなしのスタイルを参考に、ご家庭ならではのおもてなしをお楽しみください。

●プロフィール:料理研究家 松田美智子

1955年東京生まれ、鎌倉育ち。根っからの美味しい物好き、もてなし好き。ホルトハウス房子先生に師事し、各国の家庭料理を学ぶ一方、日本料理、中国家庭料理を学ぶ。日本雑穀協会理事、料理研究家、テーブルコーディネーター、女子美術大学講師。

1993年より恵比寿で「松田美智子料理教室」を主宰。季節感と素材そのものの味、風味を大切に、お洒落で作りやすい料理づくりを心掛ける。楽しく作って、美味しく食べて、”体も心も健康に”をモットーとする。また、日々の暮らしに生かせるテーブルコーディネート、フラワーコーディネートを実践。そのほか、メニュー開発、システムキッチンの開発、料理本、エッセー、雑誌、テレビ、CM、講演、パーティプロデュースを仕事とする。

http://www.m-cooking.com/