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アルフレックスでは、家具を通じて豊かな暮らしをご提案しています。直営店ではその生活像を体感いただけるようなワークショップを定期的に開催。どのワークショップにも明日がくるのが待ち遠しくなるような暮らしのヒントが詰まっています。
今回は大阪で初めてとなるモダン盆栽ワークショップ。和のイメージが強いですが、モダン盆栽はイタリアモダンのインテリアにもマッチします。アルフレックスの家具はお客様の暮らしと長く寄り添うことを大切にし、メンテナンスにも力を入れています。盆栽も手入れをすることで毎年花が咲き何十年も楽しめる。一見、接点の少ないように思う“家具”と“盆栽”ですが、実は“長く暮らしに寄り添う”という共通点があります。
講師は盆栽作家・庭師の三浦克友先生。海外で生活しているときに日本文化の素晴らしさを感じ、帰国後、盆栽を通して世界に誇れる文化を広めたいと様々な活動をされています。「皆さんは、もともと素晴らしいセンスをお持ちです。センスを信じて柔軟に楽しく作っていきましょう!」と先生の明るい声でワークショップは始まりました。
メインは旭山桜。春には八重の可憐な花がつきます。根元には、小さな花が可愛らしいバイカオウレンと苔を植えます。まずは、根に付いた土を落とし、いらない根はハサミでカット。「盆栽は目に見えないところをメンテナンスする事が大切、ここで丁寧に愛情を持って手をかけることで、何十年も楽しめるものになります」。と先生。「根は繊細で人の手の油に弱いので手袋をするなど大切に扱ってあげてください」。と熱のこもったレクチャーが続きます。
そして、メインの旭山桜の位置決め。「鉢からはみ出しても良いんです、旭山桜が咲く頃にどう見せたいのかを想像して置いてみましょう」。とのヒントで参加者はイメージを膨らまし、夢中で盆栽と向き合います。さらにバイカオウレンを添え、土を入れ、苔をはります。親子での参加や、初心者の方もたくさんいらっしゃいましたが、先生が丁寧に見てまわるので安心です。
野山の風景の一部を切り取ったような作品や、砂利をあしらい、寺院の庭園を再現した作品など、センスが光る世界に1つだけの盆栽ができあがり、皆さんの表情は達成感でキラキラとしていました。
“暮らし”に関して「植物が枯れるような部屋は人間にも良くないと思うんです、光が入ったり、湿度が整っていたり、植物と一緒に暮らしていけるような部屋を作っていただければと思います」。と先生はまとめました。
ワークショップの後は、梅昆布茶と京都の和菓子でホッとひと息。自宅の庭の剪定時期や、植物の植え替えに適した季節など、参加者のお悩みに先生がユーモアを交えて答え、あっという間に時間が過ぎました。
開催店舗 : アルフレックスショップ大阪
2003年 単身オーストラリアへ。帰国後、造園を手がける傍ら、現代の生活様式に調和する盆栽を探求。
2008年「MOSS Artist」として活動。
2010年 ikkei本格始動。
現在、インテリア盆栽・苔玉を手がける傍ら、SHOP・レストランなどのGREENコーディネートから各種イベント、教室まで幅広く活躍中。